箱根には彫刻の森美術館やガラスの森美術館など、特徴あるさまざまな美術館が点在しています。
今回は、そうした有名なところと比べるとあまり広く知られていないかもしれませんが、落ち着いて鑑賞できる美術館を2つご紹介します。
まずは、強羅エリアにある「箱根美術館」。焼き物を中心とした収蔵品はそれほど多くないのですが、「苔庭」などの国の名勝に指定された日本庭園が素晴らしい。訪れるとしたら、緑が美しい季節かモミジなどの木が紅葉する秋がオススメです。
美術館の中から見た庭と箱根の山
縄文時代の土器から江戸時代までの焼き物を展示
箱根美術館内には食事をするところがないので、近くの「強羅公園」内の「一式堂茶廊」でフランス式整型庭園散策も兼ねて、サンドイッチを。
もう一つは、2013年開設と箱根の美術館のなかでも新しい施設ですが、エリア最大級の屋内展示面積を誇る「岡田美術館」。5階建ての建物内に階ごとに陶磁器、絵画、宗教美術などが並び、ゆっくり観ようと思うと1日では足りないくらい。
和風庭園とその庭を眺めながら食事やお茶のできる飲食施設もあります。
美術館の壁面に「風神・雷神」の大壁画が飾られていますが、その壁画を見ながらお茶ができる「足湯カフェ」も併設。
スケジュールを詰め込み過ぎず、ゆっくり時間をとってアート鑑賞と庭園散策を楽しんでみて下さい。
箱根美術館
住所 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
電話 (0460)82-2623
開館時間 9時30分~16時30分(12~3月は16時閉館)
休館日 毎週木曜日(祝日は開館)年末年始、展示替期、
観覧料 大人 1300円、高大生 600円、中学生以下 無料、65歳以上 1100円
岡田美術館
住所 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
電話 (0460)87-3931
開館時間 9時~17時
休館日 12月31日、1月1日、展示替期間
入館料 一般・大学生 2800円、中高生 1800円、庭園入園料 300円
足湯入湯料 美術館利用者は無料/足湯のみの利用は500円